2017年2月25日土曜日

TP-LINKの緑ファームでブリッジモードのときにntpを使う方法

TP-LINKのArcher C7というWi-FiのAPを購入した.これを2台つかってWDSブリッジを構成しているが、それについてはまた後日書きたい.今回は、この製品を純正ファームウェア(Green firmware、緑ファームというらしい)でNATを用いない単なるアクセスポイントとして使うときの問題点とその解決策について書く.

http://www.tp-link.jp/FAQ-417.html

ちなみに上記の設定でアクセスポイントとして使う状態になっている前提である.

TP-LINKの画面ではLAN側IPアドレスの設定画面にデフォルトゲートウェイを設定する項目がなく、経路が入っていない.そのため、ntpを用いた時刻設定を行う画面で、ntpサーバのIPアドレスを入力したとしてもこのサーバへ到達できないため時刻設定が行えない課題がある.

この解決策であるが、下記の図のように手動でホストルートを経路設定に書き加えることで解決できる.非常にわかりにくい.この設定例ではインターネットマルチフィードが提供しているntpサーバのIPアドレスに対し、ゲートウェイが我が家のNAT箱(192.168.0.1)であるという設定を入れている.このように設定することで、アクセスポイント設定状態であってもntpを使うことができる.


この設定により下記のようにきちんとntpで時刻を取得し設定できる.TP-LINKの純正ファームウェアは基本的な部分はきちんと設定できるが、細かいところで難点があるように感じられる.